
続き
「最近のヲタって結構若い子が多いんですよね。もちろんそういう子たちって、僕らのようなおっさんヲタよりも元気なんですよ。
まずそれが正直言って、うるさいし、ウザイし、ストレスになる。大声出しながら走り回ったりしてるし。
まあ、まだそれだけならいいんですけど、握手の順番を抜かしてくる若いヲタも平気でますからね。
それから、ムカつくのは他人の推しメンを馬鹿にしてくる奴。僕が以前、あるメンバーの生誕祭Tシャツを着ていたら、
『あいつ○○推しだってよ』とか言いながら笑われましたから。あの時は死ぬほどむかつきましたよ。
僕が馬鹿にされるのは構わないですけど、メンバーを馬鹿にするのは許せないですね」(前出の某有名AKBヲタ)
彼は正義感たっぷりの顔で、怒りをぶちまけてくれた。たしかに、彼の言うように年齢層の低いヲタが多く集まる会場では、
秩序が崩壊しており、ファンのストレスがたまるのかもしれない。
■何を言っても「ありがとうございます」で返される
他のヲタの存在がストレスになる理由はわかった。
しかし、彼らが愛してやまないはずのメンバーがストレスになるとは一体どういうことなんだろう。
「僕がデビュー当初からずっと応援していたメンバーがこの前卒業を迎えたんです。
それで彼女の最後の握手会に行ってきたら、そのメンバーから『はじめまして』って言われたんですよ……。
彼女とは何十回も握手してきたし、そのために何万円もお金を使ってきました。
当然、顔を覚えてくれていると思っていたんですが……」(前出の某有名AKBヲタ)
返す言葉が見つからない。むごすぎる……。
「あとは、障害者の方が握手しようとしたら、明らかに嫌そうな顔をしてなかなか手を差し出さないメンバーがいて。
あれは本当に目を背けたくなりました、ポンコツどころじゃないですよね(苦笑)」(前出の某有名AKBヲタ)
アイドルたちは多感な年頃の女の子であるから、気持ちはわからなくもない。
それにファンはメンバーを選べるが、メンバーはファンを選ぶ事ができない。
とは言え、これも実際に目の当たりにしたら、ストレスになるだろう。